精密な仕組み
アミノ酸は地球上のすべての生物の体を構成している物質です。
現在わかっているだけでも500種類以上のアミノ酸がありますが、
私達の体はこのうちの20種類のアミノ酸からできています。
たった20種類ですが、この20種類を数個から
数万個組み合わせることによって
体を構成するいろいろなタンパク質を作ったり、
生命活動をするときのエネルギーを作り出すことが出来ます。
その過程には様々なビタミンが必要になります。
ここで卵を例にしてご説明しましょう。
卵を食べると、口の中で噛み砕かれた卵は
唾液と混ぜられ、胃(消化器官)まで運ばれます。
卵には「アルブミン」というタンパク質が含まれていますが、
消化器官ではタンパ質を分解する酵素によって
「アルブミン」はアミノ酸レベルにまで分解され、
血液によってからだの細胞に運ばれます。
細胞にとりこまれた「アルブミン」は、
「血漿アルブミン」というたんぱく質に再合成されます。
「アルブミン」と「血漿アルブミン」は
同じ20種類のアミノ酸から出来ていますが、同じものではありません。
卵のタンパク質である「アルブミン」を
一度アミノ酸レベルにまでこわし、
それを人間の体にとって使いやすいタンパク質である
「血漿アルブミン」に組み立てなおすのです。
これが「消化→分解→吸収→再合成」の過程です。
この過程で、「やり方」にあたるのが
DNA(遺伝子情報)の設計図です。
DNAもアミノ酸から作られています。
この過程がスムーズに行われるためにビタミンが有効です。
例えば、アミノ酸からホルモンや
酵素を作るためにはビタミンBが必要ですし、
アミノ酸吸収・再合成の補助をするのが
ビタミンC、血液循環を良くしてアミノ酸を
体の隅々に送るにはビタミンEの補助が不可欠です。

