分析方法
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多種類のアミノ酸混合物から
各々のアミノ酸を分析する方法ついてご紹介します。
自動アミノ酸分析装置を使い、
カラムという円筒形の管にイオン交換樹脂を詰めて、
多種類のアミノ酸の混合物である試料を上から注入し、
そこに溶離液(緩衝液といいます)を流し続けます。
分離にはアミノ酸、イオン交換樹脂、
溶離液の三つの物質間の化学的親和力の差を用います。
アミノ酸は水溶液中ではイオン状態にあります。
このことを利用して、イオン交換クロマトグラフィーによって
分離する方法が最適とされます。
アミノ酸は、同一分子の中に
カルボキシル基 ( -COOH )とアミノ基 ( -NH2 )を含む
酸性、塩基性の両性物質です。
溶離液のpH、イオン強度を変えることによって
アミノ酸のイオン交換樹脂に対する
反応性を変化させることが可能です。
水溶液の中のアミノ酸は、+の電荷を帯びています。
そしてアミノ酸混合物試料の中の、
個々のアミノ酸はそれぞれにその電荷量が異なります。
この電荷量の差を分離に利用します。
一方イオン交換樹脂
(直径 5 ミクロン= 1/200mm 程度の粒子状樹脂)は、
水溶液中で常に-の電荷を帯びています。
そうすると、イオン交換樹脂と個々のアミノ酸の間には、
+と-でひき合う力が働き、静電結合します。
各アミノ酸は電荷の量の違いによって、溶出時間が異なります。
つまり静電結合の弱い順番に溶出してくるので、
電荷の小さいアミノ酸から順番にカラムの下に溶け出し、
個々のアミノ酸を分離することができます。

