アミノ酸スコア
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アミノ酸を基本骨格の特徴によって分類すると、
すべてのアミノ酸はカルボキシル基と
アミン基をもった両性化合物であり、
側鎖の種類によって、
ベンゼン核を持った芳香族であったり、
脂肪族であったりするのですが、
そのどの種類にも必須アミノ酸は属しています。
つまり、基本骨格に特有のものはありません。
また、両性化合物が持つ
等電点にも共通項は認められませんでした。
けれども調べていくうちに共通項がみつかりました。
それはアミノ酸の「合成のしやすさ」という観点からみた要素です。
必須アミノ酸の生合成経路は長く合成しにくく、
一方、非必須アミノ酸の合成経路は短く、
簡単に作れるものでした。
複雑な合成経路を持つアミノ酸は、
外界に依存する方が、生体にとって有利です。
つまり人体の外のものを食物として取り込むということで
このことは自然界が持つ合理性、
合目的性を見事に示すものと言えます。
必須アミノ酸をたっぷりともっているものが、
動物の肉、卵、牛乳などなどです。
植物も必須アミノ酸を持っていますが、
動物ほどではありません。
アミノ酸スコアという一つの指標があり、
これは必須アミノ酸の含有量が人間の体の必要量に対して
どれくらいの割合で含まれているのかというものです。
動物性食品が総じて100%であるのに対して、
植物性食品は85%程度しかありません。
白米は65%、大豆は86%、
肉は牛でも豚でも100%(ただし、脂身は68%)、
魚では、鯖でも鯛でもでも100%というところです。
そして最近注目されているのが
トリプトファンという必須アミノ酸で、
これはセロトニン合成に必要とされる必須アミノ酸です。
セロトニンがうつ病に関連がある
脳内神経伝達物質であり、
この生合成に必須アミノ酸であるトリプトファンが関連しています。

