必須アミノ酸は体内で合成できない
必須アミノ酸について詳しくみていきましょう。
人間の体を形作るのはおよそ60兆個の細胞です。
細胞は蛋白質によって作られ、
その蛋白質は20種類のアミノ酸から合成されています。
自然界にはおよそ300種類のアミノ酸がありますが、
そのうちわずか20種類のアミノ酸で、人間のからだは構成されています。
この20種類のうち、人間が体内で合成できない、
つまり外界から接種する必要のあるものが必須アミノ酸です。
最初認定された8種類のほかに、
発育期の幼児には不足になりがちなヒスチジンも
栄養学的に必須アミノ酸としています。
またアルギニンは準必須アミノ酸とされています。
8種類の必須アミノ酸の共通項をかんがえました。
アミノ酸の構造を考えたときに、
すべての必須アミノ酸は光学異性体のなかのl型である
ということがわかっています。
光学異性体とは、有機化合物の骨格である
炭素原子の構造において、炭素化合物でも、
4本の結合の手にそれぞれ異なった原子・置換基が
結合している場合は異なった化合物と考えられ、
お互いを『光学異性体』と呼ぶそうです。
光学異性体にはr型とl型とがありますが、
人体を構成する
すべてのアミノ酸(天然アミノ酸)はl型であるため、
l型であることが、必須アミノ酸の十分条件だとは言えません。

